はじめに

いつからか、趣味で手ぬぐいを集め始めました。
そこそこの量になってきて、たまに収集箱の蓋を眺めてはニンマリ。

 

私は手ぬぐいを主に「使う組」と「保存組」に分けています。
文字通り、保存組は箱に入れてニンマリするもの。
使う組は日常的にガシガシ使う。


使う組は更に、

「夏場に首に巻いて汗対策にする小綺麗で無難なもの」

「ハンカチ代わりや職場でお弁当などの水気を拭き取るもの」

「切ったり縫ったりして、ランチョンマットや小物入れなどにするもの」

に分けています。

 

使用するにつれ、当然の事ながら手ぬぐいは徐々に糸がほつれてくるし、劣化して汚れがついたりします。
最終的には台所の布巾にしたり、お掃除に使ったりして、御役御免となります。

 

少し前から、
「今まで集めては使ってきた手ぬぐいたち。用の美ではあるものの、最終的には捨てねばならぬ日が来る。せめて私の手元にあるそれらを記録しておきたい」
と、アーカイブ欲がむくむくと湧き上がっていたのでした。

 

1枚の小さな薄い布ごとに、紡がれてきたものがある。

専門家ではありませんが、これから1枚ずつ、綴っていきたいと思います。