左大文字送り火

毎年、8月16日には、京都の夏の風物詩、五山送り火が行われます。
お盆の精霊を送る伝統行事。
東山に大の字、松ケ崎に妙・法、西賀茂に船形、大北山に左大文字、嵯峨に鳥居形が点ります。
お盆に家に戻って来たご先祖様を、送り火であの世へと送り出す。今年も行われました。

f:id:yukix03:20230819163107j:image
これは、その左大文字保存会さんの手ぬぐいです。


正直、入手経路を思い出せない。
どこかで買ったのだろうと思います。
左大文字ということは、金閣寺あたり。数年前に金閣寺に行った時に買ったのかも。

f:id:yukix03:20230819163203j:image


私の住む長岡京市は、京都市より若干小高い位置にあるせいか、マンションのベランダからギリギリ東山の大文字が見えます。本当にギリギリ。
フォントだと6とか8くらいの大きさの炎をベランダから眺めながら、「嗚呼、京都の夏も終わりやな」としみじみするのです。実際はまだまだ暑いんですけどね。京都の夏は祇園祭に始まり送り火に終わると言われています。

f:id:yukix03:20230819163131j:image


ところで、私はこの絵柄を見た瞬間に思わず、つげ義春先生の「ねじ式」を思い出しました。なんか、こういう雰囲気のコマがあったような…。

f:id:yukix03:20230819163148j:image


そして、この染め抜きされている文字のあたり、ホワッとした感じも好きです。

f:id:yukix03:20230819163236j:image