川の字

京都の手ぬぐい専門店「細辻屋伊兵衛」の復刻柄手ぬぐい。友人から譲り受けたもの。
今も販売されている柄かどうかは不明。

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江戸時代と思しき部屋の中で、仲良く川の字になって眠る親子の姿を、斬新な構図で描いたもの。
手ぬぐいのタイトルが「川の字」かどうかも不明。便宜上名付けました。


お父っつぁん。枕元にあるのは煙管入れかな。

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坊や。青々と剃り上げた頭が可愛い。

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おっ母さん。紅色珊瑚のかんざしが艶っぽい。

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夫婦はまだ若そう。当時だから20代とかかな。
にしても、硬そうな枕だなぁ。
こんなんで寝たら首が痛くなりそうです。
しかし、現代の舞妓さんたちはこのスタイルで眠ってらっしゃる。慣れるまでさぞ大変だろうと思います。


江戸の情趣溢れる一幕かと。
友人は「私よりも、この手ぬぐいを上手く使ってくれると思うので」と私にくれました。
彼女には申し訳ないが、素敵な絵柄なので、勿体無くて鑑賞用になってます。